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ChatGPTやAI検索に自社が出ない理由と、まず確かめること

ChatGPTやAI検索に自社が出ない理由と、まず確かめること。スマホの質問画面に回答がまだ出ていないイメージ

ケンジ(工務店の代表)

ChatGPTに会社の名前を入れてみたのに、何も出てこなかった…。

ユミ(美容室オーナー)

「〇〇市 美容室 おすすめ」と聞いてみたら、他のお店ばかり並んでいた…。

※登場人物は、場面を分かりやすくするための架空の例です。

そんな場面に出会うと、「もう手遅れなのでは」「何か特別な対策を買わないといけないのか」と不安になりますよね。

先にお伝えすると、AIに自社が出てこないのは、珍しいことではありません。出てこないからといって、すぐに何かを買ったり、サイトを作り直したりする必要もありません。

この記事では、AI検索(ChatGPTやGemini、Google検索のAIモードなど、AIに質問して答えを探す使い方)に自社が出てこないときの考え方を、次の順でお話しします。

  • 原因は1つではなく、AIごとに見ている情報源が違うこと
  • 同じ質問でも、日や回数で答えがぶれること
  • 確かめる順番があること
  • 特別なAI向け対策は要らないこと

この記事は2026年10月時点の情報です。AI検索は変化が早いので、半年ごとに見直します。

ChatGPTやAI検索に自社が出てこないのは、珍しいことではありません

まず、「出てこない」には2つの場面があります。

1つ目は、社名を入れて調べたのに出てこない場合です。2つ目は、「地域+業種」で調べたら、他の会社やお店ばかり並んでいた場合です。

どちらの場面でも、AIの答えがいつも同じ顔ぶれになるとは限りません。AIは、質問に合いそうな情報をあちこちから集めて、答えをまとめます。集める先はAIの種類によって違い、同じAIでも、聞くたびに変わることがあります。

特に2つ目は、他の会社やお店と並べて選ばれる場面です。AIが手がかりにする情報(Googleマップの店舗情報、紹介サイト、各社のサイトなど)が増えるので、結果も入れ替わりやすいと考えられます。

順位が毎日ちがうと、気になっちゃうよね。まずは仕組みから、一緒に見ていこう!

ラゾまる

AIに出てこないのは、珍しいことではありません。1回の結果で判断せず、どこを見ているかを順に確かめましょう。

ここで大切なのは、「1回の結果で良し悪しを決めない」ことです。次の章では、出てこない理由を3つに分けて見ていきます。

出てこない理由は、主に3つ考えられます

理由は、大きく3つに分けられます。順に見ていきましょう。

①AIによって、見ている情報源が違います

Lazoricoは、2026年10月14日にAI検索の調査を行いました。条件は次のとおりです。

  • 場所:草加市の事務所から
  • 状態:ログインなし
  • 対象:ChatGPT・Gemini・GoogleのAIモードの3つ(Geminiは軽量モデル)
  • 回数:全24回

回数が少ないので、結果は「そういう傾向があった」という見方にとどめます。

地域のお店を探す質問で、Googleマップの情報が使われた回数は、次のとおりでした。

  • AIモード:3回中3回
  • ChatGPT:3回中2回
  • Gemini:3回中0回

また、AIによって参考にする情報源が違う例もありました。ChatGPTには、公式サイトと紹介サイトを参考にした答えがありました。Geminiには、質問によってはGoogleマップの情報だけで答えた例がありました。挙がる会社も、AIによってほぼ入れ替わりました。

もう1つ、GMO TECHが2026年5〜7月に行った、約44万回答の調査があります。GoogleのAIモードで地域のお店を探す検索では、約7割の回答がGoogle上の店舗情報を参考にしていました。業種による差が大きく、居酒屋では87.5%、フィットネスでは9.8%でした。

ただし、この調査はGoogleのAIモードの話です。ChatGPTやGeminiに、そのまま当てはまるわけではありません。

AIごとに見ている場所が違うのですから、結果が違うのは、むしろ自然なことです。

②自社サイト以外の掲載情報も見られています

AIが参考にするのは、自社サイトだけではありません。

米国の地域事業者1万社を調べた、Insitesの報告(2026年8月、ChatGPTとPerplexityが対象)があります。それによると、自社サイトが多く引用され、次に、お店や会社の情報をまとめたディレクトリ・掲載サイトが続く傾向でした。ツールを提供する会社の報告で、米国のデータです。日本の状況にそのまま当てはまるとは限らないので、「傾向」として受け止めてください。

Lazoricoの調査でも、似た様子が見られました。ホームページ制作会社を探す質問(12回)のうち、制作会社の紹介サイトが、8回、引用元(AIが答えるときに参考にしたページ)に出ていました。

つまり、AIの答えには、自社サイトの外にある情報も混ざります。紹介サイトやディレクトリに古い営業時間や住所が載ったままだと、AIの答えにも古い内容が出てくることがあります。

ローカルビジネス(地域のお店や会社)の情報について、Googleも、生成AIの回答にその情報が含まれることがあると説明しています。そのうえで、Googleビジネスプロフィールを最新に保つことを、基本の1つとしています(Google検索セントラル)。

AIの答えの材料として、Googleマップの店舗情報と紹介サイト、自社サイトがあることを示した図

③同じ質問でも、日や回数で答えがぶれます

もう1つの理由は、答えそのものがぶれることです。

Lazoricoの調査では、同じ質問を2回続けて聞くと、1番目の顔ぶれは同じでも、2番目以降の顔ぶれや順番が変わりました。

例えば、同じ人に同じ道を2回たずねたら、少し違う道順を教えてもらった、という感じです。どちらかが間違いというより、答えの出し方に幅がある、ということです。

同じ質問を2回聞くと、1番目は同じでも2番目以降の顔ぶれと順番が入れ替わる様子の図(架空の例)

ですから、1回の結果だけで「うちは出ない」と決めてしまうのは、早すぎます。次の章では、結果を判断するために、何をどの順番で確かめるかをお話しします。

まず確かめること 4つを順番に

確かめることは、4つあります。自分で、費用をかけずにできる順に並べました。

ラゾまる

①AIの種類・日・回数を変えて、同じ質問で聞く ②Googleビジネスプロフィール ③外部の掲載ページ ④自社サイト

①AIの種類・日・回数を変えて、同じ質問で聞く

最初は、まず「本当に出ていないのか」を確かめます。

スマートフォンを手に持ち、AIに質問を入力しようとしている手元

使うのは、ChatGPT・Gemini・GoogleのAIモードの3つです。質問は、次の3種類を用意します。

  • 社名:「〇〇(会社名)とは、どんな会社ですか?」
  • 地域+業種:店舗型なら「〇〇市 美容室 おすすめ」、依頼先として探される事業なら「〇〇市 工務店 リフォーム 相談先」
  • 困りごと型:「〇〇で困っています。どこに頼めばいいですか?」

そして、日を変えて、同じ質問を各2〜3回聞きます。条件をそろえるため、Lazoricoの調査と同じ、ログインなしの状態で聞くのがおすすめです。ログインしていると、過去のやりとりなどが答えに影響する可能性があるからです。

結果は、次のような表にメモしておきます(記入例です。実際の結果ではありません)。

AI日付質問出たか引用元
ChatGPT10/16地域+業種出なかった紹介サイト、公式サイト
Gemini10/16地域+業種出たGoogleマップの情報
AIモード10/17社名出た自社サイト

「引用元」の欄は大切です。AIが参考にしたページが分かる場合は、書いておきましょう。③で使います。

②Googleビジネスプロフィールを確かめる

次は、Googleビジネスプロフィール(Googleマップや検索に表示される、お店や会社の情報)です。

Googleで自社名を検索して、次の項目が最新かを見ます。

  • 店名・会社名
  • 住所
  • 営業時間(臨時休業や年末年始の予定も)
  • 電話番号
  • 業務内容・提供しているサービス

営業時間が古いままになっていないか、は特に見落としやすいところです。

登録や設定がまだの方は、次の記事で手順を確かめられます。

③外部の掲載ページの内容を確かめる

③では、AIが引用元に出したページを開いてみます。紹介サイト、ディレクトリ、SNSなどです。

①のメモに引用元が書いてあれば、そこから見ていけます。AIが引用元を出さなかった場合は、自社名で検索して、上位に出てくる紹介サイトや掲載サイトを見てみましょう。

確かめるのは、次の点です。

  • 名前の書き方(略称や旧社名が混ざっていないか)
  • 住所・電話番号・営業時間
  • 業務内容の説明が、今の内容と合っているか

古い情報や違う情報を見つけたら、そのサイトの管理画面や問い合わせ窓口から、修正を依頼します。修正の方法はサイトごとに違います。

名前・住所・電話番号を、いろいろな場所でそろえておく理由については、別の記事で紹介する予定です。

④自社サイトの情報を確かめる

最後は、自社サイトです。次の情報が、文字として書かれているかを見ます。

  • 会社名・店名
  • 所在地
  • サービスの内容
  • 料金の目安
  • 営業時間

画像の中にしか書かれていない情報は、文字としても書いておくと伝わりやすくなります。

あわせて、Googleで社名を検索して、自社サイトが表示されるかも確認します。表示されない場合は、次の記事で原因を確かめられます。

AI検索で自社名が出なかったときの見方と、見る順番

確かめた結果は、どう受け止めればよいでしょうか。見方と、見る順番の目安をお話しします。

結果別の見方

結果は、大きく3つに分かれます。

  • 出た:AIの説明が合っているかを見ます。名前・住所・営業時間・内容が正しければ、今のところ心配はいりません。
  • 出たが、情報が古い・違う:引用元をたどって、古い情報がどこに載っているかを探します。③の外部ページ、②のプロフィール、④の自社サイトの順に確かめます。
  • 出なかった:1回で決めず、AIの種類・日・回数を変えて、もう一度聞きます。それでも出なければ、②③④を順に確かめます。

見る順番の目安(店舗型と、依頼先として探される事業で変わります)

どこから確かめるかは、事業の種類によって目安が変わります。ここまでの調査の傾向からの目安で、業種や質問によって変わることがあります。

  • 店舗型(飲食店・美容室など):②Googleビジネスプロフィールから。地域のお店を探す質問で、Googleマップの情報がよく使われていたためです。
  • 依頼先として探される事業(制作会社・工務店・士業など):③外部の掲載ページと、④自社サイトから。ホームページ制作を探す質問で、紹介サイトが引用元によく出ていたためです。
店舗型はGoogleビジネスプロフィールから、依頼先として探される事業は掲載ページと自社サイトから確かめる順番の目安

飲食店の場合は、Googleマップから選ばれるために入れたい情報を、飲食店のホームページ集客|Googleマップから選ばれるために入れたい5つの情報でまとめています。

自分で直せることと、相談したほうがよいこと

自分で直しやすいのは、次のようなところです。

  • Googleビジネスプロフィールの営業時間や電話番号の更新
  • 掲載サイトの、管理画面から直せる項目
  • 自社サイトの、お知らせや店舗情報の文言
パソコンのキーボードで、掲載情報を修正する作業をしている手元

反対に、次のような場面で手が止まったら、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。

  • Googleビジネスプロフィールのオーナー確認で、先に進めない
  • 掲載サイトの修正方法や、連絡先が分からない
  • 自社サイトに、情報を書き足す方法がない

やらなくていいこと 特別なAI向け対策は要りません

ここまで読んで、「結局、AI向けの特別な対策をしたほうがいいのでは?」と思った方もいるかもしれません。結論から言うと、特別な対策は要りません。

Googleが「不要」としていること

Google検索セントラルでは、AIによる概要やAIモードに出るために、追加の要件や特別な最適化は不要だと説明されています(「生成AI機能向けにウェブサイトを最適化する」2026年9月23日更新、「AI機能とウェブサイト」2025年12月31日更新)。次のようなことも、不要とされています。

  • llms.txt(AI向けの案内ファイル)を置くこと
  • 内容を細かく分けて、AI向けにページを増やすこと
  • AI向けに文章を書き換えること

ラゾまる

特別なAI向け対策は要りません。必要なのは、情報を正しく整えておくことです。

なお、これはGoogle検索の話です。ChatGPTなどについては、公式のルールが示されていないため、ここまでの調査は「傾向」として受け止めてください。

「AI検索向けの対策」という言葉について

AI検索向けの対策は、「LLMO」などと呼ばれることがあります。呼び方が違っても、特別な対策は要りません。ただし、情報を正しく整えることは必要です。

これは、今回確かめた作業と同じです。プロフィール、掲載ページ、自社サイトの情報を、新しい状態に保ちましょう。AI検索対策とSEOの違いについては、別の記事で紹介する予定です。

売り込みを見分ける目安

「AI対策」の売り込みを受けたときは、次の目安と見比べてみてください。

  • 1回の結果だけで、「出ていない」と決めていないか
  • Googleが不要としていること(llms.txtなど)を、前提にしていないか
  • 「これで表示される」と、結果を約束していないか

AIの答えはぶれるので、結果を約束するのは難しいはずです。迷ったときは、Googleの公式の説明と見比べてください。

よくある疑問

A

同じ名前や、似た名前の会社が混ざることがあります。AIの答えが、古い情報をもとにしている場合もあります。 まず、引用元を開いて、自社の情報がどう書かれているかを確認します。名前・住所・電話番号が違っていれば、③の方法で修正を依頼しましょう。

A

決まった回数はありません。目安として、AIの種類と日を変えて、3回程度聞いてみてください。毎回違う結果になるなら、「出る日もあれば出ない日もある」という傾向を見ます。Lazoricoの調査も、各3回だけなので、傾向にとどめています。

A

確認できます。Lazoricoの調査も、ログインなしで行いました。 ただし、無料版や軽量版は、有料版と答えが違うことがあります。調査でも、Geminiは軽量モデルを使いました。結果は、使ったAIの種類とあわせて記録しておきましょう。

まとめ 出なかったときの進め方

ここまでの内容を、3つのポイントにまとめます。

この記事のポイント

  • 1回の結果で判断せず、AIの種類・日・回数を変えて、同じ質問で聞く
  • Googleビジネスプロフィール、外部の掲載ページ、自社サイトの順に、情報が新しいかを確かめる
  • 特別なAI向け対策は要らない。情報を正しく整えておく

この記事は、2026年10月時点の内容です。半年ごとに見直します。

検索・Googleマップ・AI検索をまとめて見たい方は、Web集客、何から始める?もあわせてどうぞ。

確かめる途中で手が止まったときや、何から整えればよいか分からないときは、ご相談ください。

参考にした調査・資料

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