Googleマップの口コミ、どう返信する?例文つき

大輔さん(飲食店)
星1つの評価が付いてた…。返したほうがいいのは分かるんだけど、何を書けばいいのか分からなくて、画面を開いたまま手が止まってるよ。

美穂さん(美容室)
私は、高評価にも毎回同じ文章になっちゃうの。これでお客様に伝わってるのかな?
(この2人の悩みは、架空の例です)
Googleマップの口コミ(Googleの画面では「クチコミ」と表示されることがあります)への返信で、手が止まった経験はないでしょうか。
口コミへの返信は、書き方の型を知っておくだけで、ぐっと書きやすくなります。そして返信は、書いてくれた本人だけでなく、お店を探している人にも読まれます。この「あとから見る人」を思い浮かべるのが、この記事の出発点です。
この記事では、次の3つをお伝えします。
- 返信を読むのは、書いた本人だけではない、という考え方
- 返信の型と、飲食店・美容室・工務店の例文(すべて架空の例です)
- 低評価への返し方と、口コミを増やすときの注意
低評価への返し方が気になる方は、「低評価への返し方」の見出しから読んでも大丈夫です。内容は、2026年10月時点のGoogle公式ヘルプなどで確認したものです。画面の名前や手順は変わることがあるため、迷ったときは、ご自身の画面とヘルプを見比べてください。
口コミの返信は、「あとから見る人」へのお店の姿勢の見せ方
口コミに返信する、というと、書いてくれたお客様への返事、と考えがちです。もちろん、それが入口です。ただ、返信は一般公開されます。お店を探している人が、口コミと一緒に、お店の返信も読めるということです。

ラゾまる
返信は、書いた本人だけでなく、あとから見る人への、お店の姿勢の見せ方です。

たとえば、初めて行くお店の口コミを見るとき、お店がどう返しているかも気になりませんか。低評価に冷たく返している店なら、少し身構えてしまいます。Googleのヘルプも、返信は大勢の顧客に届く、という趣旨で説明しています。
この考え方があると、返信を書くときの迷いが減ります。目の前の1人に失礼がないか、に加えて、「これを読んだ初めての人は、どう感じるか」を思い浮かべればいいからです。
「すべてに返さないといけない?」への考え方
結論から言うと、できるだけ返信したい、というのが基本です。ただし、すべての口コミに、同じ形で返す必要はありません。Googleのヘルプにも、返信は多くの人に届くため、すべての口コミに感謝の意を公開する必要はない、という趣旨の説明があります(2026年10月時点)。
迷ったときは、次の順に考えてみてください。
- 低評価や、要望・質問・誤解が書かれている口コミ:優先して返信します。
- 具体的な感想が書かれた高評価の口コミ:できるだけ返信します。
- 星だけで、コメントのない口コミ:返信しなくても大丈夫です。お店の考え方で決めてかまいません。
「全部に返さなければ」と思うほど続かなくなるので、続けられる範囲を決めておくのがおすすめです。
返信の前に確かめたいこと(オーナー確認と審査)
返信を書くには、先にGoogleビジネスプロフィールで「オーナー確認」を済ませている必要があります。オーナー確認とは、「このお店の持ち主は自分です」とGoogleに証明する手続きです。まだの方は、Googleビジネスプロフィールの始め方で、迷いやすい場面を整理しています。
返信の手順は、2026年10月時点で次のとおりです。ビジネスプロフィールを開き、「クチコミを読む」を選びます。返信したい口コミの横にある返信のアイコンを押し、文章を入力して送ります。
送ったあとの流れも、知っておくと安心です。
- 返信は、公開の前にGoogleが審査します。通常は10分以内ですが、長いと30日ほどかかる場合があります。
- 公開されると、お店からの返信として、口コミの下に表示されます。
- 口コミを書いた人には、返信が公開されたことが通知されます。
- 返信は、あとから編集したり、削除したりできます。
返信を読んだあとで、口コミの内容を変更する人もいます(変更されると、口コミの日付も更新されます)。ただ、変わるとは限りません。返信は、口コミを変えてもらうためではなく、お店の姿勢を伝えるために書くものです。
返信の基本の型|お礼→具体的に触れる→次につなげる
型は3ステップ
返信は、3つの順番で書くと、短くても形になります。

ラゾまる
お礼 → 具体的に触れる → 次につなげる
- お礼:来てくれたこと、書いてくれたことへの感謝を、短く。
- 具体的に触れる:口コミに書かれた言葉を、1つ拾う。
- 次につなげる:お店の新着情報や、一度来ただけでは分からない情報を、1つ添える。
お礼は一言で十分です。具体的に触れる部分では、書かれた言葉を1つだけ拾うと、「ちゃんと読んでくれた」と伝わります。
次につなげる部分は、割引やクーポンの案内にはしません。Googleのヘルプも、お得な情報ではなく、お店の新着情報や、一度来ただけでは分からない情報を伝えるよう案内しています。たとえば、季節のお知らせや、混み合う時間帯の目安などです。
長さは、3〜4文が目安です。公式のヒントにも、丁寧さ、簡潔さ、親しみのある書き方が挙がっています。文末に店名と担当者の名前(またはイニシャル)を添えると、返信の信頼性を高められる、とも案内されています。
定型文と、型に沿った返信を見比べる
ありがちな定型文と、型に沿った返信を見比べてみましょう。どちらも架空の例で、「家族で行きました。子どもが食べやすかったです」という口コミへの返信を想定しています。
定型文の例(架空の例です)
「口コミ投稿ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。」
型に沿った返信の例(架空の例です)
「ご来店と口コミのご投稿、ありがとうございます。お子さまが食べやすかったとのお言葉、うれしく拝見しました。平日のお昼は、比較的ゆっくりお過ごしいただけます。またお待ちしております。(店主・田中)」

違いは、「具体的に触れる」と「次につなげる」が入っているかどうかです。定型文は、誰に返しても同じ文章になります。そのため、あとから読む人にも、「この店は、書かれた中身を読んでいるのか」が伝わりにくくなります。
書かないほうがよいこと:お客様が特定される情報
具体的に触れるときに、1つだけ気をつけたいことがあります。お客様が特定される情報は、書かないことです。Googleのヘルプも、口コミを書いた人の個人情報を公開しないよう案内しています。
書かないほうがよい情報は、次のとおりです。
- 予約や来店の日時
- お客様の氏名(名字だけでも)
- 施術や注文、工事などの詳しい内容
- 同席していた人や、家族のこと
- 体調や金額など、プライベートな内容
たとえば、次のような書き方は避けます。
避けたい例(架空の例です)
「◯月◯日の19時にご予約の山田様、コース料理をご注文いただき、ありがとうございました。」
返信は、口コミを書いた本人以外も読めます。口コミに書かれている範囲を超えて、お店が知っている情報を出さないのが基本です。迷ったときは、口コミに書かれている言葉だけを拾います。
低評価への返し方
低評価の口コミを見ると、反論したくなったり、落ち込んだりします。自然な気持ちです。けれど、返信を読むのは、その本人だけではありません。あとから見る人は、低評価の中身そのものより、お店がそれをどう受け止めているかを見ていることがあります。
Googleのヘルプでは、否定的な口コミは、お客様の期待を知って、改善の手がかりを見つけるのにも役立つ、と説明されています。肯定的な口コミと否定的な口コミの両方があるほうが、見ている人は信用しやすい、とも書かれています。

ラゾまる
感情的にならず、事実だけを落ち着いて伝える。
感情的にならないための、返信前の確認
返信を書く前に、次の4つを確かめてみてください。
- 記録を確かめる:予約や注文の記録、当日のスタッフの話を確認します。
- 非があるかどうかを分ける:お店のミスは誠実に認めます。非がないことまで、背負う必要はありません。
- 相手を責めない:個人的な攻撃や、お客様の個人情報の公開はしません。細かい話は、公開の場で続けず、メールや電話などの直接の連絡に回します。
- 気持ちが落ち着いてから、速やかに送る:初めて読む人がどう感じるかを確かめ、時間は空けすぎないようにします。
口コミの中に、事実と違うことが書かれている場合もあります。ここでは、その場合の例を挙げます。公開の場での反論は避け、「お店で確認できる範囲では」と伝えます。その口コミ1件の細かい経緯まで書くと、お客様の個人情報を出すことになるため、詳しい確認は直接の連絡に回します。電話番号やメールアドレスは書かず、「プロフィールに記載の連絡先へ」とします。
口コミ(架空の例です)
「予約したのに席がないと言われて、帰らされました。」
返信の例(架空の例です)
「ご来店をお考えいただき、ありがとうございます。ご不快な思いをされたとのこと、残念に思います。お店で確認できる範囲では、状況を把握しきれておりません。詳しくおうかがいして確認したく、お手数ですが、プロフィールに記載の連絡先へご連絡いただけないでしょうか。(店主・田中)」
この返信は、お客様の勘違いだと決めつけていません。それでも、冷静に対応している店だということは、あとから読む人に伝わります。
お店の対応と、口コミを切り離す
お直しや返金などの対応を、口コミの変更や削除と引き換えにしないでください。Googleは、口コミの投稿や変更、否定的な口コミの削除と引き換えに、割引や無料の提供などの見返りを出すことを、禁止しています(2026年10月時点)。問題の解決は、口コミとは切り離して進めます。
報告しても削除されない場合があります
事実と違うだけでなく、明らかにおかしい口コミを見つけたときは、Googleに報告できます。ただし、報告しても、削除されるとは限りません。
Googleのヘルプによると、削除の対象になるのは、Googleのポリシーに違反している口コミだけです。内容に不満がある、気に入らない、というだけの理由では、報告しないよう案内されています。また、Googleは、お店とユーザーの間のもめごとには関与しません(2026年10月時点)。
ポリシーに違反する例としては、スパム、冒とく的な表現、個人情報の掲載、実体験に基づかない投稿などがあります。報告の手順は、「クチコミを読む」で報告したい口コミの横の「報告」から、理由を選んで送ります。審査には、通常、数日かかり、違反なしと判断された場合は、1回限りの再審査請求ができます。
報告は、返信とは別の手続きです。報告の結果にかかわらず、あとから見る人に向けて、落ち着いて事実を伝える返信を書くことには、意味があります。
業種別の返信例文(すべて架空の例です)
ここからは、高評価の口コミへの返信例を、業種ごとにご紹介します。どの例も架空で、実在のお店・お客様・口コミは引用していません。
飲食店の例(高評価の口コミへの返信)
口コミ(架空の例です)
「家族で行きました。子どもが食べやすい味で、店員さんも優しかったです。」
返信の例(架空の例です)
「ご来店と口コミのご投稿、ありがとうございます。お子さまが食べやすいとのお言葉と、スタッフへのお気づかい、とてもうれしいです。平日のお昼は、比較的ゆっくりお過ごしいただけます。またお待ちしております。(店主・田中)」
ここがポイントです。「食べやすい」「優しい」と、口コミの言葉を拾って触れています。誰が何を食べたか、いつ・何人で来たかは書きません。最後の一文は、一度来ただけでは分からない、混み具合の目安です。
口コミを読んだ人が、次にお店のホームページを開くこともあります。ホームページに載せたい情報は、飲食店のホームページ集客でまとめています。
美容室の例(高評価+要望つきの口コミ)
口コミ(架空の例です)
「仕上がりが気に入りました。また行きたいです。平日の昼の時間帯に、予約の枠が増えるとうれしいです。」
返信の例(架空の例です)
「ご来店と口コミのご投稿、ありがとうございます。仕上がりを気に入っていただけたとのこと、うれしく拝見しました。予約についてのご要望も、ありがとうございます。今後の参考にさせていただきます。ご希望は、ご来店のときにも、お気軽にお伝えください。(スタッフ一同)」
ここがポイントです。要望には、できない約束をしません。「増やします」と言い切らず、「今後の参考にさせていただきます」と受け止めています。施術の内容や担当者、来店の日時は書きません。
予約の前に、お店のホームページを確かめる人もいます。予約前の不安を減らす情報は、美容室・サロンのホームページで集客するコツで紹介しています。
工務店の例(高評価の口コミへの返信)
口コミ(架空の例です)
「小さな工事でしたが、丁寧に対応してもらえました。説明も分かりやすかったです。」
返信の例(架空の例です)
「口コミのご投稿、ありがとうございます。丁寧な対応と、説明の分かりやすさを評価していただけて、励みになります。工事のあとに気になる点が出たときも、遠慮なくご相談ください。(代表・佐藤)」
ここがポイントです。「丁寧」「説明が分かりやすい」と、口コミの言葉に触れています。工事の場所、お名前、内容、金額は書きません。
住まいの工事は、お客様が時間をかけて確かめるものです。ホームページに載せたい情報は、工務店・リフォーム店のホームページ集客で紹介しています。
口コミを増やす方法|Googleが認めていることと、禁止されていること
返信に慣れてくると、口コミそのものを増やしたくなるかもしれません。ここでは、Googleが認めていることと、禁止されていることを、分けて整理します。内容は、2026年10月時点のものです。

認められている依頼のしかた
基本は、実体験に基づく口コミを、お願いすることです。公式ヘルプには、Googleのリンクや、QRコードを使って依頼する方法が案内されています。具体的には、次のような使い方が挙げられています。
- 領収書に載せる
- 感謝のメールに入れる
- チャットのやり取りの最後に添える
- QRコードを印刷して、店舗に掲示する
リンクやQRコードは、ビジネスプロフィールの「クチコミを読む」から「クチコミを増やす」を選ぶと出てきます。QRコードは、2026年10月時点では、パソコンのブラウザでのみ作れます。

声のかけ方は、たとえば次のようにします(架空の例です)。
「よろしければ、今日のご感想を、Googleマップに投稿していただけるとうれしいです。」
星の数や、書いてほしい内容までは、頼みません。また、低評価が混ざることは、悪いことではありません。先ほどのとおり、肯定的な口コミと否定的な口コミの両方があるほうが、見ている人は信用しやすい、とGoogleは説明しています。
禁止されていること
Googleのポリシーで禁止されている、主なことは次のとおりです。
- 見返りを出して頼む:口コミの投稿や変更、否定的な口コミの削除と引き換えに、割引や無料の提供などをすることです。Googleは、これを「虚偽のエンゲージメント」(実体験に基づかない投稿など)と見なし、固く禁じています。
- 良い評価だけを選んで頼む:満足していそうなお客様にだけ頼む、否定的な口コミを妨げる、といったことです。
- その場で書くよう求める、特定の内容を頼む:店内で書くよう迫ること、スタッフの名前を入れるよう頼むこと、スタッフに口コミの件数のノルマを課すこと、が対象です。
- 偽の口コミ:実体験に基づかない投稿や、お金を払って書いてもらった口コミは、Googleが認めていません。
2つ目と3つ目は、Googleのポリシー(英語版)の内容を要約したものです(2026年10月時点)。迷ったときは、「本当にあった体験を、見返りなしで、ご自由に」という形になっているかを、確かめてみてください。
まとめ|返信は、お店の姿勢を伝える小さな習慣
口コミへの返信は、書いた本人だけでなく、あとから見る人へ向けた、お店の姿勢の見せ方です。うまく書こうと気負うより、型に沿って短く、続けられる形で返していくほうが、お店の姿勢は伝わります。
この記事のポイント
- 返信は「お礼→具体的に触れる→次につなげる」の型で、短く、お客様が特定されない形で書く
- 低評価には、感情的にならず、事実だけを落ち着いて伝える。細かい話は直接の連絡に回し、報告しても削除されない場合がある
- 口コミは、実体験に基づく依頼なら、リンクやQRコードでお願いできる。見返りを出すことや、良い評価だけを選ぶことは、認められていない
今日できることは、1つだけで十分です。ご自分のお店の口コミを1件開いて、型に沿って、返信を下書きしてみてください。送らなくても大丈夫です。書いてみると、どこで手が止まるのかが分かります。
返信のほかにも、Webで見つけてもらうためにやることは、いくつかあります。全体の流れを確かめたい方は、次の記事で順番に解説しています。
口コミへの返信の文面に迷ったときは、Lazoricoにお気軽にご相談ください。ご相談は無料です。
参考にした調査・資料
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ユーザーからのクチコミを管理する」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「クチコミを増やすためのヒント」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「リンクまたは QR コードを作成してクチコミをリクエストする」
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィール上の不適切なクチコミを報告する」
- Google Maps ユーザー作成コンテンツ ポリシー「Prohibited & restricted content」(英語版で確認)

